西川をおもう
「西川キャンドルナイト」の歴代メンバーが、それぞれの「西川キャンドルナイト」を語るシリーズ第6弾。
何かにつけてふわふわとしたタブララサに、デザインの意味を教えてくれたり、岡山を飛び出した活動のきっかけを作ってくれた、あの「お兄さん的存在」が、冷静かつ客観的な視点で「西川キャンドルナイト」について書いてくれました。
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「西川キャンドルナイト」について書くことは、タブララサとの関わりを書くこと。
それって簡単じゃないよなということで、なかなか進まず。
何年も「西川キャンドルナイト」の現場から離れた今の自分の状況や、今のタブララサとの関わりなんかも俯瞰してみないと書けないよなという気分。
そんなとき、ふと思い出したのが、西川帖のことでした。
マチオモイ帖という、色々なクリエイターが、愛着のある「まち」を想って作る小冊子があります。その西川バージョン、その名も「西川帖」を2013年2月に作りました。
4回目の「西川キャンドルナイト」が終わった、2008年の夏至の頃にタブララサに出会い、そこから2012年の西川キャンドルナイトまでの4回を、スタッフとして関わりました。
最初はキャンドルナイトで使ったキャンドルのリサイクル。それからフライヤー作成、当日スタッフなどなど。
タブララサがかつて(今も?)標榜していた「アフター5の達人」を目指して、仕事とタブララサの両方にエネルギーを注いだ数年間でした、徳島に転勤になったあとも。
2013年春に、仕事の都合で関東へ引っ越すのを機に、作成したのが西川帖でした。
8年ぶりに読んでみて、当時の記憶や感情が蘇ってきた。
こうやって形にしておいてよかったと思えました。
今では「西川キャンドルナイト」にほとんど関わることはできていないけど、私が関わっていたときも、「西川キャンドルナイト」に関わった先輩たちや、「西川キャンドルナイト」を楽しみにしてくれている人たちや応援してくれる人たちがいて、その想いをつなぐような気持ちで、あとは自分なりに楽しみを見つけて関わっていたと思います。
西川帖を読み返し、当たり前ですが、書くためには読まないといけないことがわかりました。
言い尽くされていますが、インプットしないとアウトプットできない。
振り返ると、「西川キャンドルナイト」は、壮大なインプットの場であり、アウトプットの場でもあったなと思います。
「西川キャンドルナイト」を作りあげるためにしないといけないことはたくさんあります。
それを自分なりに見つけて、「西川キャンドルナイト」にプラスになることをほんのちょっとやっていくこと、そうした一人一人の想いとその結晶が積み重なり、特別な1日になるのだと思います。
そんな365日のたったの1日の特別なイベントが、関わったり、訪れたりする人たちにとって、いつか人生を振り返ったときに、かけがえのない1/365の出来事になればいいなと思います。
だーさん
タブララサの白石島プロジェクトリーダーと副編集長(当時)。
今も変わらず、瀬戸内地域で橋をマネジメントする仕事、それから時々キャンプという日々。
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※5/13に、 新型コロナウィルス「まん延防止等重点措置」が岡山県に適用されたことにより、下記の開催は中止となりました。状況が落ち着きましたら開催する予定です。日程は改めてお知らせいたします。(西川キャンドルナイトスタッフ一同)
西川キャンドルナイト Vol.17
場所:西川緑道公園 野殿橋周辺(岡山駅より徒歩5分)
日付:2021年5月22日(土)
時間:夕暮れ〜21時