西川キャンドルナイト1回目スタッフより、17回目スタッフのみなさんへの手紙
2006年から始まり、今年で17回目の開催となる「西川キャンドルナイト」。イベントを作りあげる面々もすっかり代替わり。15年目の良い機会なので、かつてのメンバーが「西川キャンドルナイト」について語ってみることにしました。まずは、スターティングメンバーより!
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第1回目の「西川キャンドルナイト」で、企画・運営・キャンドル作りを担当していました、りえです。もう17回目を迎えるのですね。記憶を辿り、1回目のことを書いてみようと思います。
「西川キャンドルナイト」を初めて開催するにあたって、まず行ったのは情報収集でした。他の街で似たようなイベントが開催されているという事例は少なかったのですが、可能な限り情報を集めた上で、どのように実施すれば西川緑道公園に訪れる方々に楽しんでもらえるか、そして、ラサが大切にしていること(環境に配慮した方法で楽しく魅力的な空間を作り出すこと)を発信できる取り組みにするにはどうすれば良いかと、様々な思いを持って取り組んだことを覚えています。
そのアイディアの一つとして、廃棄されるキャンドルを再利用したキャンドル作りを実践してみました。ただ、これが思った以上に地道な作業の連続でした。
西川緑道公園は歩いてみるとかなり広いので、訪れる方々に違和感を与えずにキャンドルを配置しようとすると、かなりの個数を用意しなければなりません(今だと3,000個以上用意されているのでしょうか。すごい)。また、キャンドルをそのまま道端や店先に置くことはできないので、廃棄されるペットボトルを再利用してキャンドルホルダーを作成。キャンドルの熱がこもって有害物質が発生しないように、ペットボトルを浅く切る等の工夫をしたのですが、肝心の風除けができずにすぐに火が消えてしまったり……。大学の授業やバイトの合間、空き時間があればペットボトルキャンドルホルダーの試作に向き合いすぎて、一体何に向かって実施しているんだっけ、と初心を忘れそうになったことも何度もありました。今思い出しても、あの準備は試練の場だったと言えます 笑。
でも、当日を迎えてみると、西川緑道公園を彩るキャンドルの光は本当に美しく、風に揺らいでいる灯に感動したことを覚えています(当然風ですぐに消えるので、開催時間中ずっと見回りして、点灯し直していましたが)。
当時の私たちにとっては大規模なイベントが、そうして無事に実施できたのは、開催を許可してくださった自治体の方々、周辺の店舗の方々からの協力や、なによりイベントを一緒に作り上げたスタッフみんなの地道な準備の賜物だったと感じています。
私は大学生で、大した知見もなかったのですが、ラサのみんなと一緒にイベントでのリユース食器利用をはじめとした”エコスマ”な活動や、「西川キャンドルナイト」に携わることで、自分の暮らしを見つめ直すきっかけになったと感じています。
今でこそSDGsが謳われ、社会の意識がより良い環境・未来づくりに向いていますが、当時の大学生活ではそのような考えや活動に触れる機会が少なかったので、ラサでの経験は貴重なものでした。
今、コロナ禍でなかなか落ち着かない日々が続きますが、「西川キャンドルナイト」では今年もたくさんの人の笑顔が見られるのだろうなぁと、遠くから想像して感慨深くなっています。
この環境下でも、「西川キャンドルナイト」の開催に向けて動いているラサのみなさんのことを、心から応援しています。
りえ
2007年岡山大学卒。某モバイルアプリ企業在籍、主に広告企画を担当。1児の母。現在東京在住。
西川キャンドルナイト Vol.1のフライヤー
(この頃、メンバーの数人が俳句にハマっていました、、、)
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※5/13に、 新型コロナウィルス「まん延防止等重点措置」が岡山県に適用されたことにより、下記の開催は中止となりました。状況が落ち着きましたら開催する予定です。日程は改めてお知らせいたします。(西川キャンドルナイトスタッフ一同)
西川キャンドルナイト Vol.17
場所:西川緑道公園 野殿橋周辺(岡山駅より徒歩5分)
日付:2021年5月22日(土)
時間:夕暮れ〜21時