Tabula Rasa

ESD学生インターンシップを終えて

こんにちは!インターン生の豊田です。
今回は全8日間のインターンを終えて、特に印象に残った2つ活動についてお話ししていきたいと思います。

「1.イベントごみを減らす取組」

まず1つ目は、イベントごみを減らす取組で関わった地域のお祭りに対する一連の活動です。これはラサが岡山市と一緒に進めている協働事業のうちの一つで、まずお祭り当日は祭りという雰囲気を楽しみつつ、フライドポテトの提供に一部リユース食器を導入して使用具合を見たり、祭り終了時に排出されたごみの量及び処分の仕方を調べたりしました。

そして後日、調査結果や現地での気づき及びそこから考えたことをまとめ、市役所の環境局の方に活動報告、意見交換をするところまでやりました。

「1つイベントをするだけでかなりのごみが排出されている」

この活動を通してまず改めて実感したのが、「1つイベントをするだけでかなりのごみが排出されている」ということです。自分自身これまで大学のゼミなどでごみ問題に触れたことがあり、ごみは焼却時に二酸化炭素を排出してしまう、特にプラスチックゴミは海洋汚染にもつながるためよくないということは知っていましたが、どこか話を大きく、人ごとに捉えているところがあって、自分ごととして落とし込めていない部分がありました。

しかし実際に排出されたごみを見ると、たった1つの小さなイベント、しかもお客さんのごみは持ち帰りにするなど対策を講じていたのにもかかわらずかなりの量で驚いたと同時に、このような身近な現状を目の当たりにして自分の中での問題意識がより高まりました。これまでいろんな社会課題について学んではきたものの、実際に自分の目で見ることはほとんどなかったので、とても貴重な経験となりました。

「2.キャンドルコーディネイトの活動」

2つ目は新しく建設されたアパートのお披露目会用の一室をキャンドルで彩るというキャンドルコーディネイトの活動です。今回私は部屋の中に飾る用のキャンドルを数十本選抜して新築の部屋にも映えるよう一本一本お手入れをする作業と、展示会が終わった後の撤収作業に携わらせていただきました。

自分が汚れを取ったり削って形を整えたりしたキャンドルたちだということもあって、撤収時にキャンドルが置かれることでよりおしゃれになっている部屋を見たときは、なんだか嬉しい気持ちになりました。

キャンドルコーディネート

一度使ったものをもう一度同じ用途で使用するということはよくありますが、このキャンドルコーディネイトのように新たな使い方を確立してさらに物の寿命を伸ばすというのは今後当たり前にしていくべきリユースの形であり、それがナチュラルにできているラサはすごいと感じることができた活動でした。 

「あっという間のインターン」

このように、行く前は結構長いなと思っていた8日間のインターンでしたが、日々学ぶことばかりで終わってみると本当にあっという間でした。期間中は利根さんとラサに関わるいろんな人の人生歴やラサの活動についての話はもちろん、個人的な趣味の話など雑談もたくさんできてすごく楽しかったです。お祭りで焼きそばを買おうと思ったら売り切れてしまったり、ジャニーズの曲を聴きならひたすらキャンドルを削ったりしたのもこのインターンの良い思い出です!笑

また、今回のインターンでは移動が多かったのですが、その移動を通して岡山市のことをたくさん知ることができたのも良かったです。というのも私は広島県の福山市民であり、大学が岡山で実家から通っている人なので、岡山といっても駅と大学がある方面のことしかよく知りませんでした。それが今回のインターンで色々な場所に行く中で、ここに住宅街があるんだ、とかここは歓楽街になってるんだ、とか新しい発見がたくさんできました。特に最近できたというハレノワ劇場を生で見れたのが良かったです!

とにかく学びあり楽しさありで、多くのことを吸収できた8日間でした!このESDインターンに参加しラサと出会うことができてよかったです。大学生活3年間の中で1番有意義な夏休みになったなと思います。

最後になりましたが、利根さんをはじめインターン期間中関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!