Tabula Rasa

西川キーパーソンインタビュー:「その時歴史が動いた!」キャンドルナイトの始まりの話

コロナウィルスの影響で、岡山市にも緊急事態宣言が発令されることになりました。
残念ながら、5月22日に予定していた「西川キャンドルナイト」はひとまず中止となります。
しかし!また落ち着いたら開催します!!
そして、noteの西川キャンドルナイト連載は続きます!!
頭の中でキャンドルナイトを想像してみてくださいね。


「西川キャンドルナイト」の始まりのきっかけは、あまり知られていないかもしれません。とある団体が、タブララサにイベントの依頼をしてくださったのがスタートなのです。岡山市観光協会(現公益社団法人おかやま観光コンベンション協会)から、「西川を岡山市の観光資源にするためには」というお題をタブララサにいただいたのでした。
その時歴史は動いた!

当時の私たちとしては、初めて手がける大規模なイベント。かなり緊張していたタブララサに絶大なるサポートを提供してくださった存在、それが現公益社団法人おかやま観光コンベンション協会観光振興部部長の青山昌史さんです。
今回は、青山さんに「西川キャンドルナイト」についてインタビューしました。


タブララサ(以降ラサ):青山さんには、タブララサのNPO法人設立当初からお世話になり、「西川キャンドルナイト」の初期では正に影武者の如く伴走してくださったと言っても過言ではありません。そんな青山さんが「西川キャンドルナイト」で一番印象に残っていることはどんなことですか。

青山さん(以降青山):「西川キャンドルナイト」の企画や準備を進めていくなかで、年齢・性別・職業問わず、様々な方々と知り合うことができました。それが今、私の財産になっています。なので、一番印象に残っているのは「出会い」ですね。

ラサ:わぁ!それは素敵な印象です。「出会い」が印象深いとおっしゃる青山さんから私たちが教えてもらったことは、「人のつながり」です。西川緑道公園でイベントを開催するにあたり、一緒にエリアの方々にご挨拶にまわっていただきました。訪問する先々で、皆さんから「青ちゃん」って呼ばれていて、信頼関係の築き方が半端ない!!と驚きました。
青山さん、「西川キャンドルナイト」開催に当たって、実は裏でいろいろ大変だったのではないですか。

青山:苦労を感じたことはありません。汗はいっぱいかきましたが、楽しかった思い出しかありません。

ラサ:挨拶まわりのために、青山さんと一緒に自転車で西川周辺を走り回っていたことが懐かしいです。2006年のお盆の4夜連続のキャンドルナイトは汗いっぱいかきましたね。無謀でした。あんなこともうできません。
イベント後は、使い終わったキャンドルの袋を何袋も事務所に持って帰ってもらったり。そういう表には見えない役を全て引き受けてくださっていました。時には冷や汗をかいたのかもしれません。改めて感謝です。
はじめて西川にキャンドルが灯った瞬間はどんなことを思いましたか。

青山:「う~ん。まだまだキャンドルの数が少ないな。がんばってキャンドルエリアを広げなければ!」と思いました。(苦笑)

ラサ:さすが、主催者として必要な視点です。初回はどのくらいの数のキャンドルを灯せばお客さんを満足させることができるのか全く読めず、全てのキャンドルが灯りきるまで、不安で仕方ありませんでした。当時はあれが精一杯でしたね。
今ではキャンドルロードの距離も長くなり、コーディネートも凝り、キャンドルの数もずいぶん増えました。この15年で「西川キャンドルナイト」にも成長が見られるということですね(笑)。
大きく成長したと思えるのは、主催が岡山市観光協会の手から離れ、タブララサ独自で主催できるようになった2009年の第5回目です。それまでは岡山市観光協会から開催費用を出していただいていました。5回目からは独立し、西川エリアの事業者様からの協賛金で運営することになりましたが、しばらくは協賛営業にも一緒に回っていただいて。
そんなふうに常に気にかけていただいている「西川キャンドルナイト」のこれからに期待することはどのようなことですか。

青山:参加された方々が、「電気を消してキャンドルの灯りで過ごすこと」が意味する環境へのちょっとした配慮や、さらにはSDGsについて知るきっかけになり、「持続可能な人間社会」を実現するための「自分にとってのゴール」を持つきっかけになってほしいと思います。スマートでお洒落なゴールが見つかると良いですね。

ラサ:なんだかとってもスマートなコメントです!タブララサなりに、スマートにそれを実現できればと思います。

青山:私の人生の転機には、なぜか西川が絡んでいることが多いです。なので、今でも西川緑道公園を歩いていると、ありとあらゆる光景が走馬灯のように蘇ってきます。

ラサ:(青山さんの若かりし時代、西川緑道公園はデートコースだったと聞いた覚えが、、、)その走馬灯の中に、「西川キャンドルナイト」の光景がこれからも織り込まれていきますように。
青山さん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!

(聞き手:河上直美)

「西川キャンドルナイト」記念すべき第1回のフライヤー(裏面)。

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お家で過ごす日々がしばらく続きますが、お家でも是非ゆっくりとキャンドルナイトを楽しんでくださいね。でんきを消してスローな夜を。
#おうちで西川キャンドルナイト